青い箱

Salesforce関連のブログ

なんでsalesforceなの?

「なんでsalesforceなの?」

8年もsalesforceの導入支援をしていると、色々なトラブルに巻き込まれます。

 

PJの遅延や品質問題などはまだよい方で、いちばん大変なのが「なんでsalesforceなの?」と、PJの途中で振り出しに戻るパターンです。

コンタクトセンターのリプレイス案件で発生することが稀にあります。

最近、久々にこのパターンにハマりました。。。

 

何でこんなこと言い出すのか?

いろいろと要因はあるのですが、集約すると下記なのかなと個人的には考えています。

 

“既存システムを導入する際に苦労した、二度と同じ思いはしたくない。”

 

当然はっきりとは言わないので、遠回しに理由をいくつか並べてきます。

「saleforceの評判がよくないと聞いている」

 → Salesforceに対するネガティブな情報しか集めてない。

   そもそもSalesforceを触ろうとも思っていないパターンです。

 

「既存システムでの運用を変えたくないので、まったく同じもの作って」

 → 実業務以外に仕事を増やしたくない。

   既存システムの導入で、相当苦労をしたパターンです。

 

「既存システムには、あんな機能、こんな機能がある」

 → 俺が作ったシステムをリプレイスする意味ないでしょ。

   既存システムへの思い入れが強いパターンです。

 

他にも色々な理由を挙げてくるのですが、大半はプロジェクトに途中参加してくる、

声の大きい現場代表者達が言い出します。

 

こうなってくると、時間をかけて丁寧に導入の経緯の説明や不足している機能は、

次フェーズでやりますと言って説得をしていくしかないです。

 

それでも納得しない場合は、トップダウンで号令をかけてもらうしかないと感じています。

 

こんな状況にならないように進めていくのがPMの力量だとは思いますが、

PJ特性によってはなかなか上手くいかないこともありますよね。